レッスンレポート: 寿司＆ラーメン2週間コース（パート2：ラーメン1週間）
2025年11月27日
テディは南アフリカ出身の寿司職人で、現在はアメリカ・フロリダ州に住んでいます。彼は日本で2週間の料理プログラムに参加しており、1週間は寿司、もう1週間はラーメンに集中します。
さっそく始めましょう！まずはスープのベース作りからです。これは出汁の土台となります。
次に、魚介の出汁作りに取り組みます。一緒に作りながら、より繊細な技術も学んでいきます。
続いては製麺に移ります。この工程では生地を一から仕込み、休ませる必要があります。湿度や気温の変化によって小麦粉の吸水量は変わるため、生地の質感から適切な状態を判断することが大切です。これを身につけるには、繰り返しの練習と経験が必要です。
まずはテディにラーメンを試食してもらいました。食事中、彼は笑顔を見せながら「美味しい！」と何度も口にし、最後まで完食しました。これは一つの例にすぎませんが、こうした美味しいラーメンを目標にしてほしいと伝えました。
次に、最初のタレと香味油についての講義です。
彼は以前、ラーメンは豚骨スープに干し椎茸や野菜を加え、醤油で味付けすればできると思っていました。しかしその奥深さに驚きを隠せませんでした。さらに、動物系や魚介系の出汁の比率、タレ、油を変えることで、無限に味が変化することに感動しました。ラーメンについて何も知らなかった彼にとって、本格的な作り方を学べたのは大きな喜びです。まだ初日なのに、とても充実した体験になりました。
午前中は餃子の餡作りから始めました。包む作業は難しいですが、みんなで一緒に楽しみながら取り組みました。
今回は具材の一つであるメンマ（味付け竹の子）を仕込みました。丁寧な作業に感心し、感動していました。このレッスンは学びが多く、とても楽しい時間となりました。
次に、3種類のラーメンを学びました。それぞれ美味しく、毎日笑顔で試食しました。
毎日、異なるタレを学びます。今日のレシピは昨日とは内容も味もまったく異なります。今日もたくさんのことを学びました。スープの旨味とタレの味付け、油の香りがラーメンにとっていかに大切かを理解し、とても喜んでいました。彼は非常に学ぶ意欲が強く、単にレシピを知るだけでなく、なぜ丁寧な仕込みが必要なのかにも興味を持っています。そのため、先生はラーメン作りの奥深い部分まで教えてくれています。
今日は「スパイスの魔術師」でもある健一シェフの指導でスパイスカレー作りから始めました。数種類のホールスパイスを焙煎すると、店内は煙と香りでいっぱいになりました！その後、液体調味料や食材を加えて仕上げました。
今日のレッスンではタレ作りを続けて学びました。さらに、日本国外で食材が手に入りにくい場合に役立つシンプルなタレの作り方も習いました。これを覚えることで、料理の幅が広がります。
ラーメンやカレーなどに使える秘伝の香味油も学びました。
今日はつけ麺を作って試食しました。複雑な技術が詰まっており、挑戦的でありながら楽しく学べました。
また、ルウを使ったカレーの作り方も学びました。ラーメン店でも提供できる万能なおかずです。
最後に濃厚でコクのあるラーメンスープを作りました。実際に自分でも仕込む体験をしました。愛情を込めて丁寧に仕込めば、自然と美味しくなることを実感しました。
いよいよ最終日がやってきました！
最初のレッスンは「世界一の杏仁豆腐」作りです。中華料理でよく見られるデザートで、一度食べるとその濃厚で奥深い味わいに夢中になります。
スパイス入りの挽肉は、ラーメンやカレーなどの味を引き立てる便利な具材です。あらかじめ仕込んでおけば、家庭でも簡単に本格的な味を楽しめます。
次に、ルウを作り、ルウカレーを仕上げました。日本のカレーとは少し異なりますが、とても美味しい一品です。
今回は観光をせず、徹底的にレッスンに集中しましたが、次のレッスンは日本の伝統的な街並みや田園風景を味わえる場所に移動しました。
そのお店は緑豊かな自然に囲まれた静かで美しい環境にあります。
まず、レッスンを再開する前に自然を満喫しました。最後はチャーハンで締めくくりました。
お玉の持ち方やフライパンの振り方を教わりながら何度も練習し、大きく上達しました。
この集中ラーメン講座を通して、テディはラーメンに欠かせない旨味・香り・基本技術を深く理解しました。地元の食材を使い、レシピを工夫することで、自分の好みに合ったラーメンが作れることに気づきました。
地元の食材からどう旨味を引き出せるかという探究心と努力は、今後もさらに実験を重ねる原動力になるでしょう。ラーメンは一見シンプルですが、その奥行きは計り知れません。テディはこの料理の世界をさらに深めたいと強く望んでいます。
今回の経験は日本への関心も高め、帰国後すぐに習得した技術を活かす計画を描いています。再び会える日を楽しみに、今後の活躍を心から願っています。
